心身条件反射療法は、脳のパターン化された緊張を診ていき解放することである。この緊張は五感を通した外からの情報や内なる思考からパターン化された緊張がつくられる。この緊張パターンを見つけ出すのに神経筋反射を使ってみていく。
この神経筋反射を見れるか見れないかは、心身条件反射を臨床で使っていくうえで臨床家の生命線とも言える。神経筋反射を見られるようになるのは時間がかかるが、誰でもできることである。根気強くやることが必要である。
やり方は筋力検査や下肢長検査・・その他神経反射を見られるものであれば何でもいいだろう。やり方はどんなことでもいいが、いずれのやり方も反応は一致しなければならない。やり方に決まりはないがうまく引き出せる人とそうでない人がいる。
今年流行った言葉に「想定外」とい言葉がある。物事考えるときは、ある範囲内のことは考えが迄ぶ。一生懸命考える。しかし、それ以外のことは全く考えも及ばない。それが「想定外」である。範囲を広げたり、無限的にか考えると限がなく嫌になる。脳の性質としてなそんな所である。
原発の問題はさておき、心身条件反射療法も同じである。ある緊張パターンを見つけ出していくのに、色々な情報を組み合わせて反応を引き出す。神経反射をみる技術もさる事ながらこの情報の組み合わせを診ていくのも大きなスキルである。
この情報の組み合わせは無限である。こんなものはテキストには無い。その施術を行う先生の知識や体験、成功経験、失敗体験あるいは感が大切である。理屈では計り切れないものである。また、患者さんが意識的なものしか理解出来ないが、意識外の無意識の中に入り込まないとできない。
うまく検査ができる人は、このあたりの探りの入れ方がうまい。型にはまらずいろいろな情報が次から次と出てくる。まして、無意識の反応が想定外のことでも神経筋反射を信じることで対処できる。想定外の事はありえないと思って型にはまっていると先に進まず本質的なと頃まで掘り下げることはできない。
情報は消去法なので、探りを深めていくと狭まってくる。それにより本質的な原因がみえてくる。この探りを入れていくうちに迷子になってしまう方がいる。これもうまくいかない原因である。原因を探っているうちに探っている本人がどこにいるのか(どこの位置を探っているのか)わからなくなり治療が成立しなくなる。
迷子になる人は、やはり型にはまった想定内のことを一生懸命探っている。そんなときは型からはみ出て周りをよく見て、再度探りを深めていくことをしてもいい。この型にハマる方は思考自体に型を持っている。思考自体に型を持つと本来の神経反射反応に迷いが生じ、疑問をもつようになる。
疑問を持ち始めたら先には進まない。いかに型にはまった思考を捨ててニュートラルな思考で神経反射反応を診ていくことが出来るかできないかが臨床効果にあらわれる。「想定外」は政治家の言い逃れの言葉だけにしたいものである。
拳骨
2011年12月28日水曜日
2011年12月19日月曜日
身体との会話105・・・PCRTセミナーより1
先週末はPCRTのセミナーに参加してきた。今年最後のセミナーで毎回出るたびに学ぶことが多い。セミナーの内容もだいぶシンプルになり、より臨床的に沿った内容である。最近の筋骨格系の慢性的な症状はストレスの関与は否定できなくなってきている。これからはこのような治療は必須になってくる。腰痛の原因とされているヘルニア説も疑問されている。慢性的な腰痛の85%は原因不明、原因が特定できないとされた。要するに構造的な問題ではないということである。現在の西洋医学の概念は身体とこころは分離したものと考えて発展してきている。
その考えのもとに、更に身体をパーツ別に分類して、そのパーツに何が起きているかを見つけ出すことに焦点を当てていた。そして見えてきたのが「結果」である。見えた結果を症状として捉えていることに重きをおいた。
結果を追いかけて、その結果を治療の対象にして対処療法をしてきた結果が、先の報道で賑わいを見たらした「ヘルニアは腰痛の原因ではない」である。ここまでの経緯は長きに及んでいる。既にこのことは1995年に発表されている。
この間、国内の整形外科はヘルニア説はほとんど否定されず、画像重視の検査でヘルニア説を腰痛の原因とし、症状に応じて手術の対象としてきた。その結果、良くなる患者さんもいたが、改善しない患者さんもいる。ヘルニア説が腰痛の原因で有るなら、手術後は改善しなければならない。
また、ヘルニアと言われても保存的に施術を行なっても良くなるケースが多い。ここに診断や治療方法の矛盾が生じる。この矛盾と真摯に向き合わず、高度の医療機器による検査や手術方法が、さも当たり前の如く行われている。
その結果、医療費は膨らみ、腰痛も治らない患者さんが増えてきた。なかにはMRIなどの画像検査を受けることによって改善度が遅くなるという事も起きている。画像による印象的なイメージは脳で鮮明に記憶されて、心理的に影響させている。
先日、来院された腰痛患者さんは、整形外科でヘルニアの診断を受けて手術まではしなくてもブロック注射で様子をみると言われて、何回か行ったが改善できず、更に悪化したために「身体を動かさないように」指導されて、寝たきりの状態になった。
更に、整体にっても同じに言われた、「動くと再発するから安静にしているように」同じ事を言われて半年以上も家事もせず、買い物も行かず、日中も安静にしていて居た。手に負えない患者さんの改善しない原因は患者さんの生活様式に転換して、患者さんを追い詰めてしまった。
これは明らかな「医原病」である。腰痛の原因を構造由来でしかみることのできない医療の落とし穴である。構造でみるために構造を何とかする治療では限界があり、原因が構造でなければ治療は成立しない。他のアプローチをするべきである。
筋骨格の症状を内臓疾患などの病的なものか、あるいは構造的問題か二者選択で行ている結果である。筋骨格系の問題も、新たに心理的な要因で起きているという選択も必要になる。既に始まっている統合医療では、多角的な分野が協力して問題解決に取り組んでいる。
拳骨
2011年12月9日金曜日
身体との会話104・・・AMIセミナーより
久しぶりの更新です。11月のAMセミナー後、更新しようと思っていたのだが出来ずじまいでここまでサボってしまった。さて、何を書こうか・・・前回のAMセミナーで感じたこと。愚痴めいた話になるのでスルーしても結構。AMI公認セミナーは認定制度がある。この認定制度は任意で受けられる。認定を受けるには筆記試験と実技試験がある。この試験は国内も国際も同じ内容である。初級と上級がある。多くの方がチャレンジして取得している。
試験の合格ラインは結構高い。一夜漬けで合格は無理だろう。普段から臨床で使っていないとできない。認定書ほしさに受けても厳しい。そこそこの臨床で積んで行かないと。しかし、試験では臨床効果を試してはいない。よって、合格した先生のAM臨床効果は試験では問わないし判断できない。(見ればわかるが)
この認定取得に何を求めるのか? 肩書き? 認定書? ANJ、AMIホームページの登録? 目的は様々だろうが、本当に臨床で効果を出せているか疑問である。この認定制度には更新制度がある。認定維持のために年に1回セミナーを受講して更新する制度である。
認定を維持したい先生は年に一度のセミナーには顔を出す。認定維持のためにセミナー参加の目的を求める先生もいる。我々の技術は「手技」であるために理屈より感性が求められる。よって、技術の差がはっきりと出てくる。更に、技術的な癖が顕著に出る。
この癖は自分では気づかないものである。まして、オフィスで一人親方でやっていると誰も、癖を指摘するものがいなく気付くことができない。その癖を修正しないでおくと、癖から自己流になる。そんな先生が年に一度のセミナーに顔を出し、実技を見ていると「認定取り消しだ」と言いたくなる自己流が見受ける。この自己流は下肢長検査に表れる。
現在は認定が国内と国際がある。認定者の自己流が目立つのは国際認定者に目立つ。前回の実技では認定者に下肢長検査をしてもらい、左右差を評価してもらった。その後、小生が左右差を確認することを繰り返し行なった。8割の方が左右の判断に違いがあった。あるいは、左右差は合っていても、#2での明確な差が出ない方が多い。
左右差の評価の間違い、差がはっきりとでない・・・どうしてか? 基本ができていない。ただそれだけである。どうして基本ができないか? 基本は最初に誰も覚えることだが、基本は通過点では無い。原点である。その原点である基本を通過点で通りすぎて振り返ったり、戻ったりしないから基本が無くなってしまう。
癖か癖でないかは基本がわからないと癖もわからない。癖のある人は基本が無い人である。基本がわからないから癖がわからない。更に進んで自己流になる。こうなっては左右差などわかるわけがない。
癖は自分で気が付かないから、間違っていても、自己流でも正しいと思っている。意識的にやっているのでは無いの悪気はない。しかし、臨床の場では患者さんという大切な治療対象がいる。この患者さんに結果を出さす必要がある。評価が間違っていても良くなることもある。
それで良いとするか、メソッドに従って良くなる方がいいか・・言わずと知れた事である。再現性のある評価と結果が患者さんの利益である。もちろんAMだけが全てでは無いので、AMにこだわることもないだろうが、AMを臨床に取り入れるのであればそのくらいは身に付けてもらいたい。
自己流の人は、やはりセミナーに出る回数が少ない。そのため認定維持ために受講している方は、修正も効かなくなっていることもある。セミナーの目的は何であるか? ハウツウであれば形だけ覚えるために数回でればいいだろう。あるいはテキストと睨めっこしてもできる。
セミナーで学んだことを臨床で実践して、わからない、臨床は机上とは違う、テキストはこうだが臨床は違う・・いろいろな疑問や技術的なことの違いや疑問を次のセミナーを受講して紐解くところである。あるいは、自分のオフィスでりんという実践で腕を磨き、どれだけ腕を上げたかセミなー似でて試してみる場所でもある。
次回参加される先生は、遠慮せずにインストラクターを捕まえて自分のチェックをしてもらったほうが得である。下肢長検査の評価もインストラクターとどれだけ違いがあるのか挑戦してもらいたい。是非声をかけてほしい。楽しみにしている。
拳骨
2011年10月24日月曜日
身体との会話103・・・PCRT研究会より2
ニューロ・パターン・セラピー ガイドブックより
研究会でこんな質問をされた。「やるたびに反応の結果が違う。どうしてでしょうかね」答えは簡単だ。自分のやっていることを信じていないからである。信じる信じないは結果が出ることによって、自信をつけて成功体験から会得する感覚である。
臨床を行うときに、自身を持って取り組んでいるか? どうでしょうか。直せる、治せないではない。自分の臨床に自信が持てるかだ。特に潜在意識で自信が持てないと理屈が邪魔をする。理屈でいろいろ考えて感性を邪魔をするとニュートラルになりきれず、迷いや思い込みが出てしまう。その結果はバラバラになる。
技術的に未熟な部分はあるが、技術は数をこなす経験が必要である。どの技術レベルでもそのレベルでの自信を持ってもらいたい。初心者は初心者のレベルの自信。中級者は中級者の自信を持って取り組んでほしい。
心と身体の関係における症状は様々である。西洋的に専門家された分野ごとに診ていくのでは無く、心と身体の内外の関係性を診ていき、その関係性の繋がりにエネルギーブロックが悪さをして症状に現れると考えるといい。ある人は皮膚に出たり、また、ある人は消化器系に出たり、循環器にでたり、また、筋骨格系にでたりと様々である。
患者さんで雑多な症状を持っている方は、症状の初めは蕁麻疹や発熱であったりするが、そのうち熱が下がったが腰が痛くなた、下痢が続いているなどと次から次と症状が変わる人がいる。アレルギーを代表する言葉に「アレルギーマーチ」と言う言葉がある。最初のアトピーが治ったと思ったら喘息が始まった。
一つの症状が収まったら、次の症状が始まる。西洋医学的にはひとつの症状に専門家が担当するのでその専門性から症状が収まればそれで済むが、本質的には全く治っていない。代替医療も西洋医学の教育を受けて、そのまま臨床に当てはめようとすることが多い。これは理屈の世界の治療である。
10年、20年先の医療のあり方を、どの目で見るかはその先生方の自由だが、それなりの治療理念をしっかり見据えて、その理念が定まったなら自信を持って将来の自分の臨床家としての自信に満ちあふれた姿を見てほしい。
拳骨
2011年10月19日水曜日
身体との会話102・・・PCRT研究会より1
先週末にPCRT(心身条件反射療法:ニューロパターン・セラピー)研究会が行われた。このPCRTは、まさしく患者さんの身体(神経反射)に問いかけて反応を引き出して、患者さんの身体と会話する。身体と会話すると行っても、身体の反射神経の反応を筋肉を通して、神経機能を診ていく手法である。
反射をみることによって何がわかるのか? 診方によるが潜在的な緊張を見ると解釈していいだろう。この潜在的なものは、普段目を向けることは無いが、潜在意識は99%で顕在意識は1%とも言われている。最近の脳科学の進歩で明らかにされている。
また、意識は後付、いわゆるこじつけであるとも言われている。潜在意識が働きその後に意識が理屈をつけて、あたかもその人間の意思が言っているようになっている。では、この潜在意識はどんなときに働いているのか?
例えば、朝ごはんの味噌汁の具は何にしようか? これは意識的な働きで計画する。実際に食べるときに「右手で箸を持つ」「左手でお茶碗を持つ」とそのたびに意識的に考えて箸を持ったり、お茶碗を持ったりしている人はいないはずである。無意識で勝手に持っている。
この無意識での脳の緊張は、身体運動の反射系の働きを乱し、運動系であれば筋肉の過緊張を生じさせる。このことは「共縮」という現象で証明されている。スポーツ選手のイップスや試合前の緊張などが典型的な「共縮」である。身体が緊張で硬くなる状態である。
運動系外にも自律神経も乱し、交感神経が興奮し血流不全、消化器の不調、免疫系の低下まど様々な機能不全が生じる。その結果が各系の病理的な症状に移行していく。最近は心理的なストレスからの症状が多くなって来ているのは事実である。
この無意識レベルの脳の緊張は神経反射の機能を失い、筋緊張が顕著に現れて下肢長反応や筋のトーンの変化に出て筋力検査をすると力が入る、入らないに表れる。筋肉の強弱を評価する方もいる。この変化を評価して潜在意識の緊張を診ていく。
神経反射見るためにには何らかの刺激が必要になる。必要としなくてもできるがここでは誤解が生じるので刺激を加えて反応を見ることを前提とする。この刺激は身体内の物理的な刺激や化学的な刺激、思考でも反応する。
AMなら外的にストレス、プレッシャー、アクティベータ器での外的刺激で受容器を刺激すれば反応する。この反応は下肢長に顕著に現れてそれを氷解する。また、体内外の化学物質で化学物質に反応する受容器が反応する。例えば、梅干しやレモンを食べると口の筋肉が緊張して顔をしかめるだろう。更に、口の中では唾液が出てくる。味という化学物質である。
思考・・何を考えるかで交感神経が興奮して目が冴えてしまう。TVで応援しているスポーツ選手の活躍を見ていると、思わず握りこぶしを握って手に汗をかいていることもある。これらは意外と無意識で行なっている。このような状態で自律神経の乱れや反射神経が乱れて身体内外の各系の乱れを作っている。
この神経学的な反応を診て、評価していくのが「身体との会話」である。AM然り。PCRTもまた然り。身体を機械的に評価すると構造ありきで症状を見てしまう。本質的な原因がどこに隠れているかしっかり見極めることが大切である。機械的に診ていくと結果を見つけても原因は見えないことが多い。
拳骨
2011年10月3日月曜日
身体との会話101・・・受講生からの質問1(半月板損傷)
半月板損傷
大阪セミナーの時に受講生からこんな質問を受けた。他にも幾つか質問を受けたのでシェアして答える。ここでの答えが正解とは言えない。臨床的、経験的に言えることであることを理解し、臨床のヒントにしてほしい。
Q1
「今までロッキングの整復に対してはマックマレーテストの逆方向への方法で機械的に整復していたのですが、AMベイシックスキャンプロトコルにしたがって身体の神経系の調整すれば関節も落ち着くところに落ち着き半月板ロッキングも解除されるのでしょうか?」
四肢の整形外科的検査は大方は機械的に考案された検査である。時には「検査=矯正」にもなる。膝の半月板損傷でみられるロッキング現象は、なめらかな骨軟骨表面の微細な損傷から断裂まで様々である。損傷程度によっても症状が様々である。
ここで半月板損傷におけるロッキング現象は急性期と慢性期に分けることができる。スポーツ現場で外傷性の急性の場合は、半月板のみの単独損傷は少ないだろう。側副靭帯、十字靱帯の損傷も考慮しなければならい。
特に、急性期の外傷で膝関節の腫脹が顕著なときは膝内出血がある。こんな時は関節マニュプレーションはできない。よって対象外である。しかし、なかには負傷時に医療機関に行かず、翌日にカイロや整骨院を受診する方もいる。そんな時にどうしたらいいのか?
負傷時の翌日に来院した患者さんの膝はかなり腫れている。なかには膝関節が全く曲がらない膝もある。血腫があり曲がらなくなっている。引き出し、押出検査をすると緩んでいる可能性がある。断裂している靭帯はどんな手技療法でも治すことができない。転医させることがいいだろう。
十字靱帯や側副靭帯が軽度であれば必ずしも手術の対象ではない。このようなケースは我々の所でも適応になる。(患者さんとのコミニュケーションをしっかりとる)ここでロッキング現象が見られるからといって機械的に外力的に外すようなことをしたら大変だ。痛みで患者さんは大声を出す。
体の関節でもう一つロッキングを起こす部位がある。結構多い。さてどこだろうか? そうです顎関節です。アクティベータ・メソッド第2版では13章にTMJに関する機能障害が詳細に乗っている。参考にするといい。この章でもロッキングやクリック音は下顎突起と関節隆起の間に関節円板が挟まれたような状態になる。
この状態で関節運動がスムーズに行かずロッキングを起こす。では、どうして関節円板が挟まれるのか? 関節突起と関節隆起につながている筋肉が緊張するから関節裂隙の減少がおきて、円盤が挟まる考えられる。もちろんそれだけではない。
TMJノ関節運動の軌道の逸脱もある。しかし、この軌道の逸脱も関節を構成している筋肉の緊張が影響していることは間違いない。この筋緊張が関節構造の異常をきたし、関節運動の異常も起こさせて関節裂隙の減少を起こして関節円板の挟みこみが起こる。
さて、膝の半月板はどうなのか? これも全く同じと考えていい。半月板が部分断裂を起こすと大腿骨と脛骨の間に収まっている状態が通常より広がる? 面積が広がる? なんて言っていいのか適切な言葉が出てこないが、はみ出るような形になる。
そこに大腿と下腿を繋いでいる靭帯、筋肉の緊張によって関節裂隙の減少が起きて、TMJ同様の挟みこみ減少が起きる。TMJと同じような機能障害が起きてロックすると考えてもいい。よって、治療は関節を構成している筋肉の緊張を解除すればいい。
筋緊張が解消されないのに機械的にこうやって、ああやってとやってもできなことは無いが、痛みや反射的な緊張で更に機械的な動きは困難にになり解除ができなることもある。やはり、筋緊張を解除することがいい結果になる。
拳骨
2011年9月27日火曜日
身体との会話100・・・治療時間4
リズムのある治療を行うAM臨床家
昨日は君津木更津剣道連盟主催の剣道大会があった。この大会にANJでチャリティボランティア治療を行った。ボランティア治療の参加者は二入だけでちょっと寂しいような気もしたが、実際に治療を始めると、どういうわけか楽しい。
ふたりだけでも、そんなに会話ができる時間もなく治療に専念していて休む間もないくらいだった。それでも楽しかった。楽しいとは面白くおかしくという意味では無い。エネルギー的にストレスも感じず疲労感もなく心がはずむような感じである。
どうしてかなと昨夜は考えた。答えは出なかった。今日、一緒に協力してくれた先生からメールが届いた。「二人で自分たちのペースで出来たので比較的楽でした。また一人当たりにかかる時間も同じぐらいだったので、お互いのリズムが狂わなかったのも疲れなかった要因ではないでしょうか。」
なるほど。
ペースがあったり、治療時間が同じであったりと相方とのリズムが良かった・・・治療人数も二人で32人で一人一人が全く同じで16人だった。全く同じペースなのは言われてはじめて気がついた。治療時間が同じであるということは治療の間のとり方、患者さんと治療家の間のとり方(この場合距離では無い)がふたりとも全く同じだったのではないかと思う。
こういうこともあるのだと思った。治療結果も然ることだが多分患者さんの気持も良かっただろうと思う。治療が終わるたびに患者さんから感動の声や驚きの声が聞こえた。決して大げさではない。治療をして終わった後の変化に驚くことは日常の臨床によくあることだ。
さて、治療時間の中に小生は「間のとり方」が必要だと思う。「間」とは・・考えると難しくなるのでここではリズムと考えたほうが理解しやすい。例えばAMの治療は非常にリズムが良い。特に検査と矯正、再検査がリズムよくセットになっている。また、検査と矯正が患者さんの姿勢をいちいち変える事無く腹臥位で一連の流れでできる。こんないいことは無い。
アイソレーションテストやストレス、プレッシャーを行うのもリズム(流れ)があっていい。このリズムは術者と患者さんとの関係にも無言のコミニュケーションが成立している。アイソレーションは患者さんが能動的に行う、治療に積極的な参加だ。患者さんが無意識うちに治療に参加することは潜在的に自然治癒力を高める。
このリズムでのアイソレーションは患者さんは踊りを踊っている感じをするかもしれない。きっと脳は喜んでいるはずだ。脳の活性化は生命の活性化につながる。脳は常に考えたり、新しい情報への興味は非常に活性化する。右手を上げて・・・この言葉で脳は新たな情報が入ってきて活性化する。
アクティベータ器の振動刺激も然ることだが、言葉での誘導にたいして患者さんが自主的に考えることは中枢系から生命の活性化を促す要因でもある。初心者にとって、検査と矯正のリズムをとるのはすぐにはできないかもしれない。下肢長の長さに目を奪われると、どちらが長い短いにこだわってしまう。
下肢長の評価に目を奪われると、判断がつきにくい部位で何度もやり直しをしてリズムが来るてくる。小生なども時折ある。こんな時はこの部位は飛ばして上のレベルに行ってもいいと思う。その理由も経験と共にわかってくる。逆にリズムよく検査、矯正ができるようになると評価が迷わなくなってくる。
さて、このリズムはどうして身につけるのか・・やはり、いつもいいているが理屈では身につかない。身体で何度も体験して繰り返し、繰り返し覚えるしか無い。他の人に聞いても答えはもらえないだろう。治療時間はこのような間のとり方、リズムが大切で、これらが身につくと、治療時間が設定できる。
更に、治療時間が20分と設定したらその20分で治療計画を立てる練習しておくといい。ベイシックは必須である。次に症状と脊椎レベルの#3,#4、#5を組み合わせてこの刺激はどのような反射を引き出すかを考えればさほど時間はかからない。
拳骨
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