2011年9月14日水曜日

身体との会話98・・・治療時間2



さて、前回の続きで治療時間についてCCRKの治療時間を紹介する。CCRKの治療時間は初診は問診、治療法の説明で約30分~40分(これが良くない)。施術は初回は施術方法の説明が入ってしまうので30分くらいかかってしまう。特に施術中に患者さんから「今のは何ですか? パチンは電気ですか? どうして軽くなるんですか?・・・」いろいろな質問が来る。

最初の施術の説明でうまく説明しているつもりでも、患者さんは理解していないようである。よって二重手間になってしまう。改善の余地あり。施術前に説明するか、施術中に説明するか・・どちらが良いのか・・これを改善すると10分は違うはずである。

二回目以降は20分の設定である。一こま20分で設定している。CCRKは料金が田舎料金であるために時間計算すると20分が妥当な施術時間である。さて、この20分で何ができるか? 患者サンの症状や希望する改善度はまちまちである。時間マッサージでハイ、何分・・で終わればいいのだがそうは行かない。

ある程度の症状を改善し、料金と症状の改善度が一致しないと患者サンも納得してくれないだろう。患者サンの希望は何か? 知ることは大切な事である。これを知ることによって改善度の程度もどこまで改善するか決まってくる。そこを知るテクニックは色いろあるだろう。問診表でもいい。問診でもいい。ここではこれはおいておく。

急性期の、例えばギックリ腰の患者さん。痛くて動けない人にあれこれと説明はいあらない。こんな患者さんは説明より、痛みをすぐに取って欲しいだろうから、先生方の施術の適応化、禁忌かを適切に判断してすぐに施術に取り掛かることがいいだろう。痛みが改善された後に説明を知ればいい。

痛みで困っている患者さんの脳は、「今のこの痛みを早く取りたい」という思考に走っているので、他の情報は入ってこない。他の話は受け付けない。施術後に痛みがある程度改善すると、適切な施術と判断して、脳は安心して他の情報を受け入れることができる。更に、脳がこの状態のときは正しい情報として信頼度が高まり、より強固に情報をインプットする。

さて、急性期のギックリ腰の患者さんの施術時間は? 症状によって変わると思う。しかし、前回述べたように時間をかければいいということはない。ある程度、施術を進めていくと、何回の施術が必要かがわかるだろう。その時点でわかれば、後はその回数に分けて施術を行えばいい。

例えば、3回の施術が必要であれば、腰の痛みで歩けない人は歩けるようにすればいい。2回目は日常生活に支障がないまで。3回目で社会復帰。まず、何回で社会復帰ができるかを計画する。計画が出来れば一回の施術で時間をかけてまでもむりをして改善しなくてもOKである。かかっても20分~30分だろう。それ以上やってもそれ以上は改善しない。

それをむりにやると、施術者も何をどうしていいのかわからなくなり、痛みの症状を追いかける施術になり原因を見失いって施術者が混乱する。そうなると時間だけかかり、さほどの改善が出来ず、患者さんの希望にそえなくなる。程々に・・

拳骨

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