2011年9月6日火曜日

身体との会話97・・・治療時間1



前回、治療時間がかかり過ぎる話をした。みなさんの治療時間はどのくらいでしょうか? この治療時間とは実際に患者さんに手をかけている時間である。説明や世間話は含まない。なかには世間話も治療だという先生もいるかもしれない。それはさておいといて・・

私の尊敬しているDCが治療時間についていった。「手術を考えてみろ。時間が掛かる手術は難儀しているからだ。簡単な手術は時間がかからないだろう。」よく、カイロの治療時間と手術の時間を比較して話をしていた。なるほどなと思った。

心臓外科の手術などはいい例である。実際に開胸して手術を初めて、あってはいけないことだが間違って正常な血管や神経、臓器に傷をつけたりしたら当初の手術計画より余計な手間がかかる。その分時間がかかる。よって単純にみても時間の掛かる手術は難儀している問題がある。

手技の治療も同じである。症状の診たてに応じた治療計画をたてる。そのとおり治療を初めて、治療後に患者さんが満足できる結果が出ないと、更に追加治療ではないがここをいじって、あそこをいじってとどこでも構わず手を加える。

なかには、患者さんが「ここが痛い」というと痛いところを追いかけてついつい手を出す。これで時間を結構食ってしまう。これでいいのか? 最初の診たてと計画はどうなってしまうのか・・・やはり、原因を改善することは症状の早期改善になることである。

さほど結果が出ないと、患者さんの言いなりではないが、患者さんが痛い場所に目標を変えてしまい、対処的な治療になりやすい。はやり原因の改善を忘れないようにしたい。いたい部位は原因の改善が終わった後に、治療をすればいい。

さて、実際の小生の治療時間は15分~20分程度である。いけないのは暇なときについついサービス精神で余計なことをしてしまうことである。(笑)これは良くない。患者さんは勘違いをする。地祇の治療の時に通常の時間ないで終わると、前回より時間が短いと思うかもしれない。この勘違いは営業に影響ることもある。

暇だから時間をかける。忙しいから時間を短くする。これは一番いけないことである。患者さんは忙しい時ほどオフィスの雰囲気を感じている。小生も反省しなければいけない。患者さんが詰まっていいると、次の患者さんをまたしてはいけない、結果を出さなければいけない・・いろいろなプレッシャーでついつい、言動に表れる。

口調が強くなったり、歩j行動作が早くなったり、触診などに力が入ったりと・・患者さんは敏感に悟っている。レストランに食事に言った時などみなさんも感じることがあるはずだ。忙しいときは注文したものがなかなか出てこないで、出てきたら食べ物が冷たかったり(笑)、注文とは違った食べ物が出てきたり、客のの入れ替え後のテーブルが汚れていたりと目につくはずである。なかには店内を走り回っている従業員も目に付くことがある。我々のオフィスも全く同じである。

拳骨

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