2012年4月3日火曜日

身体との会話113・・・ 心身件反射療法研究会

本年度の心身条件反射療法(PCRT)Basic1の研究会が行われた。多くの受講生が参加して熱気に包まれて充実した内容で出来た。常に進化して来ているPCRTも当初から比べたらだいぶ削ぎ落とされてシンプルになった感がある。

初めて受講される先生は「あれでシンプル?」と頭をかしげるかもしれないがシンプルになっている。更に、ハード面とソフト面を混同しないようにBasicとAdvanceに分けて講義を進めていくのも混乱が無くアンる。

先ずはハード面をしっかり押さえ、それからソフト面・・この使い分けができると臨床にも幅が出て患者さんの多様化したニーズに答えられる。昨日の研究会で行われた実技で気になったのはPCRTは「エネルギー治療」といことを忘れて機械的に見ていることである。

エネルギーというように視覚化できないものを評価するわけだから機械的に見ても先に進まない。ハード面をメディカルモデルのように見てしまうと、既存の西洋医学の概念と同じで、生命体をエネギーにより生かされれている「生命」を否定するようなものである。

ロボットの時代がきて、人間の各臓器が人工的になってきた時にお世話になる。その頃の西洋医学は電気屋さんか機械やさんがお医者さんに取って代わっているかも知れない。それまで生きていわけでもないか。

さて、受講生の実技を見ていると出来る人と出来ない人がいる。この差は? 経験もあるがやはり人間を生命体としてエネルギーで営んでいる事を忘れていることに尽きる。何度も言うように機械では無いので、数値化するのは難しい。

可視化して、数値化して・・このデータを評価して治療につなげることができればいいが難しいことである。PCRTは神経反射を評価すので、更に難しくなる。この神経反射を感覚で感じることが必須である。

AMも同じで下肢長検査も長さだけで判断するより、筋のトーン・・すなわち神経の緊張を見てい事が上達の早道だ。PCRTはAM同様に神経の反応をみて、同様に振動刺激を加えるものであるために構造的や機械的に見てしまうとしらずしらずに気がついたら患部の痛みを追いかけて、構造有りきの治療に陥りやすい。

生命体を機械でみるか、エネルギーでみるかこの違いが上達の違いに表れる。医療の基礎教育は西洋医学であるために、当たり前のように人間を機械的に診ることになる。確かに人間の身体を見えいく上では解剖や生理学など基礎がしっかり身についていないとできないのは当たりまであるので基礎医学は重要である。

人間を機械的に見て、患部を切り取ったり、症状を悪化させないように薬治で行う専門家は西洋医学が得意とする分野で、我々が西洋医学的に患者さんを診ても事が進むわけがない。西洋医学の得意とする専門分野に代替医療が西洋医学的な見方で立ち入ることは必要ない。西洋医学の専門家に任せるべきである。

PCRTの臨床は神経反射を診て、どのように患部との関わりがあるか原因をエネルギ^-的(異常なエネルギーブロック)にみて、以上は波長を正常にすることであり、それ以上のことは必要ない。このエネルギーは身体内部は勿論、外界のエネルギーも関係してくる。

磁力、光、水、土・・食べ物,飲みも・・思考、人、・・全てがエネルギーになるもので、このエネルギーは情報(周波数)として五感を通して身体に関わってくる。その情報のか変わりが合わないとエネルギーの周波数合わなくなり身体内の神経エネルギーの乱れが起き不健康になる。

このことがしっかり頭に入ってないと、患部のみを意識して機械的にみて、そこを何とかしようとしてしまい迷路に入り込んでしまうと先に進まなくなる。目先のことにとらわれず身体を「生命エネルギー」としてみることがPCRTの上達法である。


拳骨

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