2012年2月1日水曜日

身体との会話109・・・AM福岡セミナー1 イエローカード

2,012年の第一回のAMI公認セミナーが福岡で開催された。昨年より多くの先生方が受講してくださった。ありがとうございます。さて、今回も小言で始まる。ANJが主催するAMI公認セミナーの受講資格は広い。これには異論がある方もいるだろうが日本の代替医療の独特の形態があるので、それを考慮した上でのことと理解していただきたい。

今回のセミナーで42回になった。認定者も増えてきて喜ばしいことだが、認定を取得することがこのセミナーの目的ではなく、また、取得する先生方が認定書を額縁に入れて飾っておくものでもない。認定書を患者さんの利益になるように活かさなければならない。

どうやって活かす? 額縁に入れて待合室に飾っておいてもホコリをかぶって掃除が大変なだけだ。認定書を取得して誰が利益になる? 考えたことがる方はいるかな? 多くの先生方は自己満足で終わっているだろう。それもありかもしれない。

認定を取得している方は、もう一度振り返ってみてほしい。認定取得する際は、テキストを何度も読んだり、実技での下肢長検査を繰り返して一生懸命勉強したはずだ。また、臨床でも丁寧に繰り替えして身に付けたはずだ。その時の熱いものが認定を取得した瞬間にどこかに行っていまう。もう一度、勉強したときの気持をさがしてほしい。

受講生は、国内の医療資格やカイロ学位を持っている。いずれも基礎医学の教育は受けている。更に身体を触ることもできる。それぞれ基礎教育の受講時間に差はあるかもしれないが、臨床において大切なのは経験である。この経験も時間が関係するので一様に比べることはできないが、臨床経験を積んでいく再に、治療かという立場の人間がどの位置にいるかよく考えれば時間を多少に関わらず、質の高い経験ができる。

先日のセミナーもそうだが、最近のセミナーを見て感じたことは、資格や認定に胡座をかいている方が目立つ。セミナーに出て質問もしない。疑問もわかない。普段の臨床で疑問があったり、解らないことがあれば質問したり、疑問を晴らしたり、アドバイスを求めたり、他の先生の治療を盗み取ったりと貪欲になるはずだ。小生などいまだに臨床で悩んだり、わからないことが多い。

質問がでないということは、全て理解して臨床も完璧にこなしているということか? そんなことはありえない。是非セミナーに参加したときは質問したほうがいい。また、我々も質問を受けることで学ばさせてもらえる。わからないことは勉強する。

技術的なことでも同じである。知らず知らずのうちに癖がつき、なかにはLODやCPさえ間違っている認定者もいる。間違いに気付いていない。一年に一度の認定維持だけで受講している先生方に多い。一年に一度という事は、間違いを一年間は間違いに気づかないということである。

更に、追い打ちをかけるように認定更新で受講されている先生は、全てわかっているガのごとく、もう学ぶものはないと積極的に学ぶ意欲がなくただ単に二日も黙って参加している。そんな認定者の実技をチェックするとLODは間違っているは、CPは的外れで、おいおいホントかよ・・と、自分の目を疑いたくなる。このような先生はイエローカードである。次回はレッドカードにならぬよう気を引きしてほしい。

当然のごとく、初めて間もない先生や、認定者でも豆に受講している先生は質問、疑問をもち常に上を目指している。この気持をいつまでも持ち続けてほしい。AM臨床家としての向上心や患者さん目線の立ち位置をもう一度さがしてほしい。決して、失ってはいないはずである。もう一度、飾ってある認定書の入った額縁を外して裏をのぞいてみてほしい。忘れたものは入っている。

拳骨

0 件のコメント:

コメントを投稿