2011年7月11日月曜日

身体との会話85・・・第39回東京セミナー

土日と第39回の東京セミナーだった。ベーシックとインターミディエイト(四肢偏)であった。インターミディエイトはAMではどんな位置づけか。教室で先生が生徒全員に「明日は試験があるから勉強しましょう」と言うのがベーシックである。

しかし、必ずしも全員が先生の話を注意して聞いているとは限らない。なかには隣の人と話をしていて聞いていない生徒もいる。あるいは、居眠りをして聞いていない生徒もいる。そんな聴き逃した生徒の肩を叩いて、個別に話をすることがインターミディエイトである。

受講生の傾向を見ると、最近は始めて間もない初心者が多くなり、ベテランの先生方が少ないように感じる。そのなかでも10回以上参加されているベテランの先生は約一割くらいいる。参加意欲に頭がさがる思いである。

感想を聞くと、参加すると勉強になる。今まで忘れていた、あるいは自己流になっていた等気づきが多かったようである。また、こんな意見もあった。ベテランだけを一つのテーブルに集めて、徹底的に癖を修正したほうがいい、天狗の鼻をへし折ってほしい、自己に厳しい先生の意見である。

ベテランといえ、若手の勉強熱心に圧倒されて、負けじと意欲が湧いたのだろう。いい刺激を受けたらしい。小生も含めて年をとると頭が固くなり、これでいいだろう、今更・・なんになる、これ一つでいい・・いろいろな弁護士を雇い言い訳をするようになる。・・一般的にこのようなことを頑固とかいう。(笑う) いずれにしてもベテランもセミナーに参加すると少しは気合が入るようだ。いつまでもう続くといいのだが・・・

初心者の先生方や中堅は意欲がある。特に臨床に取り入れている先生方は、臨床で実際に使っているといろいろな疑問が出てくる。その疑問をセミナーで解消しようと質問してくる。いいことである。しかし、テキストをみて机上の上で疑問を持つかたがいる。

もちろん悪いことではない。机上の疑問を臨床の場で実践してみて、更にその疑問が机上の空論なのか、あるいは臨床的な疑問に発展するのか試してほしい。臨床に落としこんでみると意外と解決すれうことが多い。臨床に落とし込まず、想像の域を超えない疑問は疑問ではない。

テクニックは臨床役立つためにある。臨床で使ってこそテクニックである。机上の理屈を事細かに並べても患者さんはよくならない。とにかく臨床に落としこんで患者さんと真摯に向き合うことが肝要である。


拳骨

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